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ブータン、ビルマ、北鮮、ベトナムとの間には、現在、軍事協力関係がありません。しかし、ベトナムに関しては、近い将来に何らかの関係が持たれるようになるかもしれません。

 

第500軍事情報旅団は、米陸軍情報・保全コマンド旗下の三大部隊の一つとして、太平洋戦域における支援をその任務としています。
第501軍事情報旅団は韓国に所在し、多分野にわたる情報・保全支援を、直接、在韓米軍総司令官に対し行っています。
第703軍事情報旅団はハワイ州クニアに所在し、国家および戦域レベルの要求に応じて通信情報支援を行っています。

 

第500軍事情報旅団は、米陸軍情報・保全コマンドの指揮下にあると同時に、作戦面では米太平洋陸軍司令官の指揮を受けます。
空軍横田基地内在日米軍情報部は、日本国内におけるすべての軍事情報作戦を統制する機関です。
また、在日米陸軍情報副参謀長は、大平洋戦域における陸上自衛隊との統合作戦実施に際し、現地調整にあたる任務を有します。

 

分析管理部隊(ACE)は情報活動を行うにあたり、USARPAC情報収集・報告の管理中枢であります。当旅団はあらゆるソース情報をACEを通じて提供し、戦闘員を支援します。作戦司令官より情報要求の下命を受け、当旅団は全組織をあげて情報の収集と分析、配布に当たります。
当旅団の作業は、大きく分けて次の四つの分野に分かれます。
(1)合法的人的情報にシグナル情報を含めた多分野にわたる情報の収集
(2)全ソースを網羅した総合的な分析
(3)写真・映像の分析と配布
(4)対情報活動と部隊保全支援
日本、ハワイ及びフォートルイスに部隊が置かれています。また、小規模な部隊がアラスカとマーシャル群島のクウェジェリン島に駐留しています。
1995年9月、日本において設立された暫定軍事情報大隊は、我々の在日部隊の指揮統制を改善してきました。
大隊司令部および本部分遣隊(HHD)は、その通常の機能を支援するほか、さらに、技術研究センター(TRC)には公開資料の電子情報システムを利用するコンピュータ専門技術者がいます。
A中隊は、一般図書からの情報収集を行うASDと外国軍事情報収集活動を行う捕虜尋問官小隊から構成されています。
B中隊は、日本および全作戦地域に展開するあらゆる陸軍部隊に対して対情報支援および部隊防護を行います。
旅団の通信情報部隊である第750軍事情報中隊は、三沢にある統合暗号業務センターに完全に統合されました。

 

ハワイのフォート・シャフターに置かれる第205軍事情報大隊の組織と機能は次のとおりです。

 

 

 

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